サーベイに回答する アクセシビリティ検証の結果 - 2023年6月

SmartHRの従業員サーベイ機能で、従業員がサーベイに回答するプロセスに含まれるページに対して、SmartHRが目標に掲げるWCAG達成基準の検証を実施しました。

試験の対象プロセス

サーベイに回答する

概要

管理者からサーベイ回答の依頼を受けた従業員が、回答フォームに情報を入力し、回答を完了するまでのプロセス

対象のページ

  • サーベイ回答画面
  • サーベイ回答完了画面

検証した達成基準

レベルA

すべて

レベルAA

  • 1.4.3 コントラスト (最低限)
  • 1.4.4 テキストのサイズ変更
  • 1.4.5 文字画像
  • 2.4.7 フォーカスの可視化

検証結果

該当する達成基準のうち、レベルA: 30個中30個、レベルAA: 4個中4個で、その基準を満たしていました。

達成基準チェックリスト

  • 達成基準に該当する場合は適用を「○」、該当箇所がない場合「-」
  • 達成基準を満たしている場合は結果を「○」、満たしていない場合「×」

該当箇所がなく、適用が「-」の場合、その達成基準を満たしているとみなすため、結果は「○」とします。

2023年6月 SmartHR 従業員サーベイ 達成基準チェックリスト

満たしていない達成基準の事例と対応策

なし

適合としたが改善を検討する事例

※すべての事例を紹介するものではありません。

スクリーンリーダーユーザーがバリデーションエラーに気づきにくい

対象のページ
サーベイ回答画面
内容
バリデーションエラー発生時、該当の質問にスクロールされ、質問の上にエラーメッセージが表示される。スクリーンリーダーでは質問内容が読み上げられる。エラーメッセージは質問内容の上に表示されるため、スクリーンリーダーユーザーにとって気づきにくい状態になっている。
対応方法
必須の質問に required 属性を付与し、バリデーションエラー発生時は aria-invalid 属性を付与する。

リンクの目的がわかりにくい

対象のページ
サーベイ回答画面 /サーベイ回答完了画面
内容
「<戻る」リンクのコンテキストが不明 /「サーベイトップに戻る」リンクは対象従業員宛のサーベイ一覧に移動するリンクであるが、回答画面のトップに移動するようにも読み取れる。
対応方法
リンクの文言だけでリンクの移動先がわかるようにする。