その他類似する用語の使い分け

その他の用語の使い分けについて定義しています。

「デフォルト」と「プリセット」の使い分け

説明

用途に合わせて使い分けましょう。

デフォルト

  • ユーザーによる設定がされていない初期の状態や値を指すときに使用する。システム側で値やデータが設定されているケースと、設定されていないケースの両方がある。

プリセット

  • あらかじめシステム側で設定されている状態を指すときに使用する。

使い分け例

  • デフォルト値
  • プリセットレポート

なお、「プリセット」はユーザーが使い慣れない言葉なので、機能名称などで用いることを基本とし、ディスクリプションやヘルプページなどで状態を説明する表現としての使用は避けましょう。

OK:データがあらかじめ用意されています。
NG:データがプリセットされています。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1637839749187700

「テンプレート」と「フォーマット」の使い分け

説明

ひな型を意味する文言は、「テンプレート」とします。「フォーマット」の使用は控えましょう。

  • 書類テンプレート
  • 評価テンプレート

「グループ」と「セット」の使い分け

説明

複数の項目を束ねるまとまりを意味する文言は、「グループ」とします。「セット」の使用は控えましょう。

  • 依頼グループ
  • 書類グループ

「動作環境」と表現し、「推奨環境」の使用は控える

説明

SmartHRが不具合なく動作する環境のことを「動作環境」と表現します。 「推奨環境」と表現すると、要件を満たさない環境でも正常に動作するように受け取れるため、「動作環境」の方が適切だと判断しました。

議事録

議論 : https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1633931378142200

議論のまとめ : https://smarthr-inc.docbase.io/posts/2172951

社外向けのお知らせ : https://smarthr.jp/news/32446

「入力必須」と表現し、「必須入力」の使用は控える

説明

入力が必要な場合は「入力必須」と表記します。「必須入力」は使用しません。

理由

管理者が入力フォームを作成する際、「従業員が入力する時の必須項目にしたい」というメンタルモデルを持っているため、ラベルとして[入力(を)必須(にする)]の順序が自然と判断。

項目を指すとき OK:[入力必須項目] NG:[必須入力項目]

設定時のラベル OK:[入力必須]または[必須] ※UIによって、どちらを使用するかを判断する。 NG:[必須入力]

議事録

https://smarthr-inc.docbase.io/posts/2178376

「サンプル」と表記し、「ダミー」は使用しない

説明

英単語の「dummy」はネガティブな意味を持つため、「ダミー」は使用しません。代わりに「サンプル」を使用します。

OK例:サンプルデータ NG例:ダミーデータ

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1697531663742579

「得意な言語」と表記し、「母国語」「母語」の使用は控える

説明

多言語対応に関する記載において、「その人が十分に理解できる言語」は「得意な言語」と表記します。 SmartHRが提供する多言語対応は、「その言語を子供の頃に自然に身につけた人」だけでなく「その言語を後から学んで十分に理解できるようになった人」も対象としているため、「母語」や「母国語」ではなく「得意な言語」と表記します。 また、習熟度や使われる地域の限定がない場合は、単に「言語」と表記します。

OK:外国人従業員は、得意な言語で情報を入力できます。 NG例:外国人従業員は、母国語で情報を入力できます。 OK:SmartHRでは、様々な言語の従業員の利用を想定して、多言語化対応を進めております。 NG例:SmartHRでは、様々な母国語の従業員の利用を想定して、多言語化対応を進めております。

議事録

https://smarthr-inc.docbase.io/posts/2735905

条件を示す「場合」「とき」の使い分け

説明

「場合」と「とき」に大きな違いはありません。1つの文章に、大前提の条件、小前提の条件がある場合は、大前提に「場合」を、小前提に「とき」を使用します。

条件が1つの場合の例

  • 追加した項目を、従業員に閲覧・更新させたい場合、権限の設定が必要です。
  • 同じ部署や、その上位部署に所属する従業員を承認者にしたいときに利用します。

大前提の条件、小前提の条件がある場合の例

  • 従業員がマイナンバーを提供した場合でも、被扶養者のマイナンバーを[提出しない]と回答したときは[提供保留中]と表示されます。

議事録

https://kufuinc.slack.com/archives/CJX59GJFR/p1672900957446949

「自由記述」と表現し、「フリーテキスト」の使用は控える

説明

「カタカナ語を用いるときには、まず漢字語での言い換えを検討する」に則って、フリーテキストは「自由記述」と表現します。